自己紹介で好印象を与えるコツとは?
アイドルプロデューサーが教える8つの秘訣
2024年が始まりまりました。これから新しい出会いが増える春がやってきます。
皆さんは普段、どのような自己紹介をしていますか?
自分が人からどんな印象を持たれるか考えたことがありますか?
出会う人たちに好印象を与えることができれば、良い人間関係を築くことができます。その結果、人生の可能性が広がっていきます。
筆者はこれまでプロデューサーとして、多くのアイドルを育成してきました。アイドルはたくさんのファンに好印象を与える、いわば「好印象のプロフェッショナル」です。
巷にはたくさんの好印象を与える方法が発信されています。その中でも短い時間で相手の心をつかむアイドルの秘訣は、じっくり話すという機会があるときばかりでない社会人にとって
応用しやすい情報です。
「アイドル力」の中から誰もが応用できるものだけを選んだ「好印象を与える8つの秘訣」をご紹介します。
1. 心を込めた挨拶
アイドルは「ファーストコンタクト」である挨拶で観客の心をつかみます。
仕事などの人間関係も、残念ながら最初の挨拶で第一印象の多くの部分が決まってしまいます。
第一に、心が込もっていることが伝わる明るい挨拶で相手の心をつかみましょう。このとき、自分が心をこめて挨拶をしているつもりでも、相手がそう感じないのでは意味がありません。どうやったら心がこもっているように感じてもらえるのか、鏡の前で練習してみてください。
声の大きさ、目の力、表情など、改めてチェックしてみるといろんなことに気づくはずです。
それでもよくわからない人は、スマホなどで動画を撮って見てみましょう。何パターンか撮影してみると、心がこもっていることが伝わる方法がわかるはずです。
こうして好印象から始まった会話はスムーズなものとなります。そして会話の締めくくりの挨拶も心をこめてすることで、相手の心に「またこの人に会いたい」という好印象を残すことができます。
もちろん最後の挨拶の時にも「心がこもっていると伝わる挨拶」を意識しましょう。
2. 毎日の顔筋トレで作る「笑顔」
アイドルは笑顔で相手を自分のファンにします。
人間関係においても笑顔の効果は絶大です。笑顔は話しかけやすい印象を与えます。初対面でも緊張をほぐし、相手の心を開くことができます。「この人ともっと話したい」と思ってもらえます。あなたの笑顔をしっかり相手に届けると、好印象を与えます。ただ、ここでも「笑顔のつもり」と「相手が笑顔と感じる」のは違うので注意が必要です。
「うまく笑顔が作れない」「緊張すると顔がこわばってしまう」という人は、普段から笑顔を作るトレーニングをはじめましょう。
顔全体を動かすイメージで大きく口を開いて「あ・い・う・え・お」と発声してみてください。シンプルですが、繰り返すと、表情筋をこんなに使っているのかと体感することができると思います。毎日少しずつ表情筋を鍛えると、自然で「伝わる」笑顔ができるようになります。
3. アイドルの「相手の目を見る」テクニックとは
アイドルは大勢の観客がいるステージでも、できるだけ一人一人のファンの目を見て、目が合うとニッコリ微笑みます。目が合ったファンは「来てよかった」と元気や幸せをもらうのです。
大勢の人が相手のとき、一人一人の目を見ているように感じてもらうのにはテクニックがあります。
「自分の方を見てくれている」と感じるのには、見ている側が「見た」と感じるよりも少し長めの時間が必要です。「あの辺りを見た!」と自分が思ってからプラス1秒見ることで、相手に「見てくれた」と思ってもらうことができます。大勢の人の前で挨拶や自己紹介、プレゼンをするようなときには、ぜひこのテクニックを思い出してみてください。
普段の会話でも、相手の目を見ることで気持ちを伝える「アイコンタクト」は大事です。
見つめ過ぎてお互いに気疲れしそうなときは目の周りなどにも視線を向けます。基本は、笑顔と優しい眼差しで、相手の目を見て話すようにしてください。
相手が何人かいる場合は、それぞれの目を見ていくようにします。このときも、すこし長めを心がけるようにしてみてください。
4. 姿勢やしぐさを美しくする訓練を
アイドルはステージにおいて全身で表現する存在なので、頭の天辺から足の爪先まで神経を行き届かせてパフォーマンスをします。
同じように、人と接する時には全身に神経を行き届かせるよう意識してみてください。背筋をピンと伸ばして姿勢の良さを保ち、美しいしぐさ、ふるまいを心掛けると、
「きちんとした人だな」という好印象を与えられます。
ほんの少しの違いと思われるかも知れませんが、印象はこういうところで大きく変わります。大勢の中で何か違うなと感じさせる人は、姿勢やしぐさが洗練されています。意識している人としていない人では差が出てくるところなので、ぜひ今日からやってみてください。
5. 清潔感のある身だしなみは人生の財産に
アイドルは観客に観られる存在なので衣装、ヘアスタイル、メイクなど外見も重要です。
社会人では派手にする必要はなく、対人関係における身だしなみで最も大事なポイントは清潔感です。
服装、髪型、女性であればメイクなどはTPOに合わせて決めましょう。その場に適した清潔で上品な姿は、爽やかで誠実な印象に繋がります。
ただし残念ながら、身だしなみは、気をつければスグにできるようになるものではありません。むしろ毎日気をつけてやっていくうちに、身についてくるものだと考えたほうがよいでしょう。
最初は「このくらいでどんな違いが出るんだろう」と思うかも知れませんが、時間をかけて身につけた清潔感はあなたの人生の財産になります。
6. 聞き取りやすい話し方
アイドルはライブのトークなどの際は、観客が聞き取りやすいようゆっくりはっきりと話すよう心掛けます。
普段の会話でも、はきはきとした大きめの声で話し、緊張して早口になりがちな人は少しゆっくりと話すようにしましょう。相手が聞き取りやすくなります。
また特に初対面などでは相手への敬意をこめて、丁寧な言葉づかいを心掛けると好印象を与えられます。
逆に相手との距離を縮めたいときには、丁寧過ぎる話し方を続けない方がいいケースもあります。
少しだけ敬語をくずすようにすると、失礼なく距離を縮めることができます。商談のときは丁寧に、雑談のときは少しだけ話し方をカジュアルにするなどメリハリをつけるとよいでしょう。
7. 質問上手、聞き上手であること
アイドルのライブ後などにある交流会では、ファンとの会話で上手く相手の話を引き出したり聞いたりすることもあります。
会話においては、一方的に話すのではなく、適度に質問するのが大事です。
相手の話をしっかり聞いてリアクションする、質問上手や聞き上手になることも意識するといいでしょう。
相手が「自分の話を聞いてもらえている」という実感を持つことができると好印象に繋がります。
自己紹介ではついつい自分のことばかり話しがちになりますが、趣味の話をしたら、相手の趣味の話を聞くなど、上手に質問を交えると
双方向でのコミュニケーションがとれます。
共通点を見つけることも好印象につながりますので、ぜひやってみてください。
8. ポジティブ思考であること
成功するアイドルのほとんどはポジティブで前向きな考え方をしています。逆境もポジティブ思考で乗り越えましょう。
ファンとの会話においても、たとえネガティブな話をされたとしてもポジティブな方向に転換して楽しく会話するよう努めます。
人間関係においても、ポジティブで前向きな考え方、話し方をすることで、相手にポジティブな感情を与えることができます。
そうすると「楽しい」「もっとこの人と親しくなりたい」という好印象を与えます。 ポジティブ思考であることで、出会う人たちと良い人間関係を築くことができるのです。
まとめ
自己紹介で好印象を与えるコツとは? アイドルプロデューサーが教える8つの秘訣
1. 心を込めた挨拶
2. 毎日の顔筋トレで作る「笑顔」
3. アイドルの「相手の目を見る」テクニックとは
4. 姿勢やしぐさを美しくする訓練を
5. 清潔感のある身だしなみは人生の財産に
6. 聞き取りやすい話し方
7. 質問上手、聞き上手であること
8. ポジティブ思考であること
新しい出会いの季節、あなたも、出会う人たちに好印象を与え、良い人間関係を築き、人生の可能性を広げてみませんか。